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エイズ患者の臓器 他の患者に移植

2011年08月30日
 
【新唐人2011年8月31日付ニュース】台湾で初めて、エイズ患者の臓器を誤って別の患者に移植する事件が発生。誤って移植したのは、台湾の名門、台湾大学病院でした。移植を受けた患者はもちろん、移植にかかわった医療チームのメンバーもエイズ感染の危険にさらされています。
 
台湾大学 譚慶鼎・報道官:「誤りに対し深くお詫びいたします」
 
台湾大学病院は、誤ってエイズ患者の臓器を他の患者に移植した件について謝罪しました。8月24日、ビルから転落した男性に脳死が宣告されると、男性の両親は臓器移植に同意。しかし、男性に対するエイズ感染の確認を怠っていました。
 
38歳の男性 8月24日 転落で脳死に台湾大学は心臓 肝臓、肺および腎臓を摘出。
 
台湾大学 譚慶鼎・報道官:「検査結果を電話で報告する際、誤りがありました。陽性か陰性かの違いを含めて、認知に誤りがありました。書面報告書は正しかったです」
 
しかしすでに、肺と肝臓、左右の腎臓は台湾大学で4名に移植され、心臓は成功大学で移植がされていました。
 
成功大学 蔡玉娟・医務室主任:「患者家族には昨日事件を告げました。家族はもちろん受け入れがたいです」
 
患者に対してすでに投薬が始まっているものの、専門家は、エイズ感染は避けられないだろうと指摘。また、手術を行った医療チームも危険にさらされているといわれています。
 
エイズ患者の臓器を誤って他の患者に移植してしまった台湾大学病院は、3万元から15万元の罰金に処されるほか、一部の診察業務が1年の停止命令を受ける予定です。また移植を受けた患者がエイズに感染してしまったら、手術を行った医療チームも10年以下の刑になる恐れすらあります。現在、台湾大学病院は事件の救済措置に追われています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
ntdtv.com/xtr/gb/2011/08/29/atext580452.html.-误移植爱滋者器官-台大恐触刑责.html
 

 

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